私には、かつて尊敬していた上司がいた。

前職での最後の1年だけ私の上司になったのは、本店から出陣してきたバリバリのキャリアウーマン。秋田本部長。泣く子も黙る女部長と恐れられた彼女がやってきた理由は、子会社である我が職場の不正撲滅。彼女は名探偵のように次々不正を暴いて、いっさいがっさいバレて大混乱しましたよ?

彼女の口癖は、「 俺が責任取ってやるから、男の意地見せてみろよ 」だった。1年だけでも部下になれたこと誇りに思っています。いや、マジでかっこよかった。

彼女のように、カッコいいキャリアウーマンはどこの職場にもいるようですね。晃さん51歳もその一人。50代で転職して、たった1社で転職を成功させてしまったというツワモノです。

キャリアウーマンが挑んだ50代の転職

転職前の会社には約25年勤務していました。取り扱う商品の質やセンスは抜群で魅力があり、多少合う合わないかはありましたが人間関係も良好に築いていました。お給料面や休日数においても特に不満はありませんでした。

転職しようと思った動機は、昇進したことで、月の半分ほどは宿泊を伴う出張が多くなってしまい、プライベートの時間を確保するのがとても難しくなりました。その為、だんだん転職を考えるようになっていったという。

転職先を探す手段としては、頻繁にネットの「 Indeed 」や「 とらばーゆ 」等の求人情報を読んでいました。

希望退職日より半年前に会社に退職したい旨を伝えましたが、会社都合を考えると胸が痛み中々辞めることは出来ず、気がつくと1年ほど過ぎていました。このままでは一向に辞めることが出来ないと、結局は涙ながら上司に説得するような形となってしまいましたが、上司は理解をして下さったのです。ただちょっと怒りぎみではありました。

申し訳ない、申し訳ない・・と思いながらも先輩からの「 あなたの代わりなんていくらでもいる 」という言葉に吹っ切れたような複雑な気持ちになりました。

退職してから転職するまでの生活費は貯金をしていたので、なんとか細々と生活をし転職活動をすることが可能でした。しかし無職期間があまり長引くとまずいな、という焦りは常にありました。

毎日、「 とらばーゆ 」を見て求人を探していたのですが、以前からとても気になっていた会社の募集がたまたまあり、間髪入れずに応募しました。初めに履歴書と職務経歴書を送り書類審査の結果を待ち、その後、無事に審査を通過し筆記試験(一般常識)や集団面接があり、数日結果を待っていた所、採用通知が届きました。

50代で転職するにあたり心配だったこと

転職するにあたり心配だったことは、何といってもやはり年齢でした。年齢制限がある会社もあり、それはもう募集することは難しいのですが年齢を後ろめたく感じることなく、むしろ強みと考えるようにしました。

前の会社でも「 あなたの年齢で、またいちから入社して、これだけのお給料を出してくれる会社はそうそうないと思うよ。だから辞めずに今の状況を維持していた方が良いよ! 」と強く忠告されていました。

自分でも転職するのはリスクを伴うと分かっていたのですが、やっぱり常に不安は付きまといました。それでも自分の経験に価値をつけてあげたいと思いました。実際に、書面のマニュアルだけでは学ぶことが出来ない日々を重ねて来たのだからと慢心になりすぎない程度に自分に自信を持つようにしました。

その他の面では、また新しく人間関係や信頼関係を築きあげていくことに不安がありました。いくつになっても「 職場に意地悪な人がいると嫌だな 」と心配になりました。笑

50代で転職するうえで大変だったこと

転職活動をしながら求人を見て、いいな!と思う求人があっても「 キャリア構築の為、35歳代迄 」と年齢制限が書かれているのを知ると本当にガックリしました。また人手不足といえども、パートや契約社員の時給制の募集も多く、不安になりましたね。

お給料面で希望する額には程遠い求人が多く、家賃や生活費を計算して考えるととてもやっていけない・・・と途方に暮れるような思いでした。

実際、面接をしたのは1社だけで、幸いそちらで採用して頂いたのですが、久しぶりの面接でしたので、前に使用した面接用のスーツのサイズが変わってしまっておりスカートが履けなくなっていました。

それだけでなく、前のスーツに年齢が合わなくなっていたんです。そのため、スーツやブラウス、バック、靴も新調するはめに。色々揃えたので出費が重んでしまったのは痛かったです。数万円でかかりましたので・・・。

面接の日には、筆記試験があるということで、テストというものをしばらくの間、受けてこなかったものですから、本屋さんで問題集を買って家でコツコツ勉強しました。どんな問題が出るか全く予想がつかない中、進めていく勉強も中々大変でした。

あとは面接で何を聞かれるのか、どんな答えをするのが望ましいか?ノートに書き出してみたり、家族に面接官の役をしてもらい練習しました。一人で二役の練習もしましたよ。面接会場には自分よりも圧倒的に若い人が多く、少し、いえだいぶ浮いていたかも知れません。しかしなんとか採用になりましたので、今は笑い話になりました。

50代で転職をしてよかったと思うこと

転職をしてから、出張がほとんどなく家族との時間を大切に出来るようになりました。

以前の会社よりもお給料が、月に約6万円程アップしたのと、1回あたりのボーナスが今までは2ケ月だったのが2,5ケ月分になり年収が上がりました。以前の会社の待遇も悪くはないと思っていましたが、転職してからの方が残業代がきっちりと間違いなく出るので、頑張りがいがあります。

仕事が大変でも見返りとしてお給料の安定があり、続けていく自信に繋がりました。

しかし、転職したての頃は、正直しんどい日々が1年は続いていました。業種は同じでも商品や考え方は全く違いました。そして働く人達のタイプが違いました。

今までは穏やかな方が多かったのですが、転職先では物事をはっきり言う方がどちらかといえば多く、また明るく洗練されていて自分もいつかそうなりたいと思う方が沢山いました。

今まで良かれと思われてた事が、真逆に捉えられることは多々あります。また人間関係も年下の人が上司になり、理不尽に感じる体験もあれば、気を使わせてしまって申し訳ないと感じる場面もありました。前の会社よりも、商品開発の技術に優れていることを知り、その世界を知っていくことがとても新鮮で自分の世界が広がっていくことがとても楽しく感じました。

今まで出逢ったことがなかった方との出逢いや、行ったことのない場所へも行くことができ勉強になる日々です。転職はあまり回数が多すぎるのは、問題とは思いますが、転職というのは、時に良くないと捉えられることがありますが、私は転職は悪いことではないと思います。

会社にとっても自分自身にとっても、世界や知識を広げて行くことが出来ます。転職という経験が出来てとても良かったと思っています。

50代キャリアウーマンが転職を決断した理由まとめ

最後に要点をまとめますので、参考にしてください。

 転職に成功した50代OLの特徴
  転職の動機 : 管理職に昇進したことで、出張が多くなった
  転職の手段 : 転職サイト
  要した期間 : 約1か月
    転職活動のためのスーツ代等の出費が、大きかった
    転職して月給が6万円ほど上がって、ボーナスも上がった

出世すればするほど、プライベートがなくなっていくのはどこの世界も同じようですね。「 管理職もみんな悩んでいるんやなー 」と思うと、明日からは少し優しく接してみようと思ってしまいました。

もし皆さんが管理職ならどうしますか?出世?それともプライべート?


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