私自身、社会に出てから既に5回以上転職を経験しています。20代の頃は少しでも待遇がイイ会社に入って定年を迎えたい!という下心から転職を繰り返してしまいましたが、40代以降はリストラされたり、キャリアが生かせない職場であったりと環境が変わっていきました。

転職がなぜ難しいのかと一言でいうならば、それはリスクが伴うからです。転職は、年齢が上がれば上がるほどマッチングが難しくなってしまいます。まだ40代までなら何とか希望の業界や職種にたどり着けますが、50代ともなれば超ウルトラ級の難易度になってしまい、なかなか希望の職種にたどり着ける方はいらっしゃいません。

私はというもの結局は、宮使えに疲れ果て開業という道を選びましたが、皆さんはいかがお考えでしょうか?

「 転職 」というのはリスクを伴う行為です。

今働いている職場では、業務もそれなりに習熟しているし、社内のローカルルールも把握していることでしょう。顔見知りが多いほど緊張やストレスは減りますから、落ち着いて仕事ができているはずです。

「 転職 」する勇気が出ないのは行動心理学的には当たり前?

転職するということは、新しい職場環境に身を置くということでもあります。

人間関係は一から築き直さなければなりませんし、しばらくは知らない人ばかりの中で数カ月を過ごさなくてはいけません。

私も転職して新しいオフィスに飛び込んだ時に、最初の数カ月間、蕁麻疹( じんましん )に悩まされたことがありました。

仕事内容も新しいことばかりでしょうし、転職活動時に期待されたスペックを発揮しなければならないため、ミスできないというプレッシャーもあります。輪を掛けてストレスになるのは、ITツールの使いこなしや社内ルールの把握。セキュリティエリアの移動や会議室の場所、内線のかけ方など、覚えるまではなにかと気を遣うことも多いでしょう。

「 現状維持バイアス 」をどう飛び越えるか

そう考えると、「 転職をしたくない 」という心理には一定の合理性があります。行動ファイナンスではこれにぴったりな言葉として「 現状維持バイアス 」というものがありますが、現状に留まりたいと思うのは当然ですし、誰だって現状をベースに新しい選択肢を判断するものです。

しかし、「 今の年収や環境からプラスアルファ 」という発想で転職を考えるのは実はおかしくて、「 そもそも自分の能力にふさわしい待遇を受けているのか? 」を考えてみるべきです。

もしかすると、あなたが「 できること( 能力 )」と「 もらっていいもの( 年収 ) 」は、あなたの想定よりはるかに大きいかもしれません。

こんな人は転職にチャレンジを

そこで今回は、「 転職を検討すべき人 」について、4つのパターンを紹介します。もし「 自分のことかも 」と思ったなら、すぐに転職情報サイトに登録してみてほしいです。

・業績が良くてもボーナスが多くない

・スキルが上がっても給与が増えない

・上が詰まっていて昇格が期待できない

・30代後半から40代で、会社の業績が悪い

・業績が良くてもボーナスが多くない

自分の成績が同僚より優れていて、かつ会社全体の業績が好調である時に、それがボーナスに反映されていないのなら、転職を視野に入れた方がいいでしょう。近年のボーナスは業績連動の傾向が強いので、会社が儲かっているにもかかわらずボーナスが増えない場合、"これからも、ずっと"ボーナスが増えない可能性があります。

このような会社で30〜40代を過ごしてしまうと、何百万円も損をすることになりかねません。

・スキルが上がっても給与が増えない

給与はあなたの能力を評価する1つの指標です。

人事制度は「 評価 」→「 処遇 」→「 報酬 」のサイクルで回りますが、評価を上げる前提は、あなたの能力の向上です。もし、どんなに能力が上がっても評価は上がらず、昇格も昇給もないとしたら、あなたの給料は実質的には下がっているということになります。

高い能力で年収が変わらないということは、それだけ安いお金で働かされていることなのだと常に警戒するべきです。

・上が詰まっていて昇格が期待できない

「 上の世代が多すぎる 」会社は、能力の高い若手を引き上げる余力がありません。

そのために先輩の処遇を引き下げることもできないし、例えばバブル世代があまりにもたくさんいて、課長補佐と課長代理と副部長…のようにいろんな役職でごまかしているようなら、あなたが上っていく場所はありません。

早めに見切りをつけた方がいいでしょう。

自分の少し上の世代で大量採用をしているような会社も、どんどん規模が拡大しているのでなければ、入社が遅い人の方が割を食う恐れがあります。

・30代後半〜40代で、会社の業績が悪い

現在、おおむね日本企業の業績は好調とされています。しかし、全部の会社が右肩上がりというわけではありません。

「 今の会社、伸び損ねているな 」とか「 うちの会社、ここ数年黒字になってないじゃん 」と思っているあなたが、もし30代後半から40代なら要注意です。

このくらいの時期が人生の稼ぎどころで、生涯賃金にも大きく関わってきます。

年収400万円台から500万円台にステップアップしたり、それ以上の年収に到達するのが5〜10年遅れれば、ステップひとつごとに数百万円くらい生涯賃金が減っているようなものです。

業績が悪い会社はお金を出せません。業績が回復したからといって、遡って伸び悩んでいた年収を補填してくれることもありません。

今年は転職のチャンス! ぜひチャレンジを

過去数十年を振り返っても、今年は転職するには絶好のチャンスです。正社員の有効求人倍率は1.0倍を超え、過去の何倍もチャンスが転がっています。就活の時はチャンスがなかったから無理だと思い込んでいる人も、もしかしたらあなたの能力に見合ったいい会社が見つかるかもしれません。

こんな大チャンスは何年も続かないでしょうし、もしかすると人生最後のビッグチャンスかもしれません。ぜひチャレンジしてみてください。

あえて現状を飛び出す勇気を出したあなたに、よい仕事がみつかることをお祈りします!

2018年8月28日 Lifehacker より引用


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