2018年もあと僅かになりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今年も転職支援をする中で、様々なドラマが生まれました。

転職に失敗して3年間の引きこもり生活を経ての再就職活動。

いや~このケースは、流石に厳しかった。

彼は、地元では知らぬ者がいないほど大手造船業のご出身の50歳。

46歳の時に「退職金が1.75倍になる」というので気軽に希望退職に応じたのはいいが、面接書類を数100通送っても送っても、面接に進むことは一度も出来なかったという。

そんな冷たい世間に嫌気がさして、嫁も娘もいるのに引きこもり。

我々から見れば、素晴らしいご経歴をお持ちのエリートが何故転職できないのか、そういう実態に迫った記事を紹介しておきます。

素晴らしいキャリアもうまく伝えられなければ、持ち腐れ

この連載では何度も、35歳転職限界説はもう昔話にすぎず、最近は40代、50代の転職が増えてきていると指摘してきましたが、一方でこの世代の人はあまり転職になじみがなく、残念な転職活動をしている人が目につきます。

その最たる例が、職務経歴書の書き方が雑な人です。

職務経歴書に自分のキャリアをしっかり書き込んでいないため、情報が非常に少ないのです。

これではどんな経験があって何ができる人かがわかりません。

特に50代の人は所属やポジションしか書かない人が多くいます。

それで「希望は年収1500万円」と言われてもマッチングのしようがありませんし、どの会社も採用するわけがありません。

何をできる人なのかすら、よくわからないのですから。

具体例で言うと、ある一流大学出身で大手商社勤務の45歳、現在の年収は1800万円。

本当にそれぐらいしか書いていないのです。

ただし、この人に転職の可能性がないわけではありません。

直接お会いして詳しく話を聞いてみると素晴らしい経歴の持ち主で、もし面白くて将来性の高い仕事であれば年収が1500万円まで下がっても動きます、というような人も実際にいます。

要するに、素晴らしいキャリアの持ち主なのに伝え方が下手でみすみす転職の機会を逃している人が40代、50代には少なくない、ということです。

実にもったいないというほかありません。

なぜ転職下手な50代が多いのか?

ちょうど1963年生まれの私の年齢あたりがキャリア観のはざまにあたると私は考えています。

つまり、いわゆる日本的経営の代名詞であった松下電器産業(現パナソニック)が2000年代初頭に希望退職募集や企業年金の減額に踏み切り、実質的に終身雇用が崩壊したといわれる時期に30代を過ごし、

それまでのような「君の意思は関係ない。会社の言う通りにしなさい」というキャリア形成から「自分のことは自分で決めなさい」に180度方針が転換する時代を経験した世代です。

それで会社を辞めて転職や独立をした人間もいましたが、依然としてそのまま終身雇用のパラダイムで生きてきた50代もかなりいると思います。

そういう人たちは当然、マーケットでの転職の仕方もわからないままです。

また、一定以上の給与をもらっているエグゼクティブの場合、転職経験はあっても全部知り合いに引っ張られて、というケースもあります。

こういう人はマーケットでの転職活動が初めてになるため、残念な転職活動をしている場合もあるのでしょう。

エグゼクティブはどうやって転職情報をキャッチしているのか?

転職を重ねてキャリアアップを実現してきたエグゼクティブは、長年付き合いのあるキャリアコンサルタントを2~3人持っていることが多いようです。

いわばお抱えキャリアコンサルタントで、自分のキャリアについてサポートしてくれる存在として機能します。

そもそもエグゼクティブの求人は数が少なく、その情報がオープンにされることもあまりありません。

我々もエグゼクティブ求人案件をたくさん持っていますが、自社サイトなどであまり公開したりはせず、非公開案件は「こういう業界で、こんなポジションの求人」といった抽象的な形でも出しません。

その会社の社員が見たら「これ、うちの話じゃないかな……」とわかってしまうからです。

ヘッドハンティングで声をかけるときも、求人している会社が特定できない形でアプローチします。

それでご興味を持たれたら実際に会って話をして、打診するかどうかを決めるというプロセスを取ります。

だからエグゼクティブ求人を転職情報サイトで血眼になって探しても、まずキャッチはできないのです。

また、エグゼクティブ案件は数が少ないので、その人に合ったオファーが常にあるとは限りません。

ですから人材紹介会社にエントリーしてもすぐに良い案件が見つからないこともありますが、しばらく待つとその人にぴったりのオファーが出てきたりします。

要するに、その時はないけれど後で出てくることがよくあります。

エグゼクティブがお抱えキャリアコンサルタントを持っているのは、こうした背景があります。

つまり転職市場で顕在化せず、かつ出てくるタイミングが不明なエグゼクティブ求人を得るためです。

エグゼクティブがお抱えキャリアコンサルタントを見つけるには、やはりエグゼクティブを中心に展開している人材紹介会社を選ぶことです。

キャリアについてアドバイスをもらう人も徹底的に選んだ方が良いでしょう。

コンサルティングを重視しているところならコンサルタントの指名制度を用意していたりもします。

これまでのバックグラウンドや実績、どんな分野に強いかも公開されていることが多いですから、それらをチェックして自分に合いそうな、エグゼクティブクラスをたくさん決めている人を指名すると良いでしょう。

40代、50代の人が若手を中心に手掛けている人材紹介会社に行ってもコンサルタントは若くて経験の浅い人が多く、歴戦のつわものたるおじさんおばさんのすごさを見極めることができず、適切なアドバイスを受けることは期待できません。

そもそもエグゼクティブや40代、50代向けの案件がありませんから、自分に合った人材紹介会社を選ぶことが大切です。

(株式会社クライス・アンド・カンパニー代表取締役 丸山貴宏)

2018年12月28日 DIAMOND ONLINE より引用

彼が47歳の時、転職に失敗しまくった理由は、自分の市場価値を知らなかったから。

自分のようなエリートなら、ヘッドハンティングされてもおかしくないという過信があったから。

ただ、今回は冷静に自分を見つめ直し、入念な市場調査を行ったおかげで、神戸にある某中小企業に部長職として、無事就職されました。

心から、おめでとうと言いたいし、もし私とオンラインゲームを通じて知り合わなかったら、この人はどうなっていたのだろうと思ってしまった斎藤でした。

来年も、得意のゲリラ戦法を駆使して、転職支援に精を出していきたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事