在宅でライターやサイト運営のお仕事をしたいと思っている主婦層は、かなりの数いらしゃいます。

もちろん実際にコピーライターやブログ運営をやっている自称「 稼いでるママさん達 」に遭遇することもありますが、パートタイムと同レベル稼いでいる人にはなかなかお目にかかれません。

50歳代専業主婦の内村さんは、ずっとフルタイムで郊外の大型スーパーで働いていましたが、とある家庭のご事情からフルタイムパートすることが出来なくなってしまいました。当然毎月の手取りは減り、1日の時間を持て余すようになっていったといいます。そこでご主人から薦められたのが、ネット上で仕事のオファーを受けるクラウドソーシングの世界だったのです。

在宅のお仕事は家事の合間にできる副業

在宅でパソコンに向かって出来る副業ということで、家事の合間の好きな時間帯にできることが魅力的でした。小学生の頃から読書が好きで、文章を綴ることも大好きでした。読書感想文なんかはいつでも表彰されていたものです。短大の国文科を卒業してはいたのですが、ブログを始めても閲覧数が伸びす、アフィリエイトも無理だなと思っていました。

しかしクラウドソーシングを始めて、自分が書いた文章が承認される喜びを知り、すっかりはまってしまいました。

一度ハマると元々生真面目な性格なので、1日の目標額を設定することにしました。本業の方で行っているように帳簿を作り、日々の報酬の累計額や、対目標に対する達成率を記録していきました。回を重ねるごとに、時給も気にするようになりました。本業の方の時給が900円ほどだったので、目標を1000円に設定して、1日の時間を有効に使おうと思いました。

音声入力機能を駆使したり、自分が得意な分野の記事をターゲットにしたりしながら、3ヶ月目ぐらいで平均して時給1000円の効率さを身につけるようになりました。月トータルの報酬額はあっという間に10万円を越し、 とうとう私は副業一本で生活の基盤をもつようにシフトし、本業の方を退職しました。

フルタイムパートの穴埋めと考えていたけれど…

生活の少しでも足しになればいいと思って始めた副業が、 思いもよらない人生の選択肢の幅を広げてくれたのです。たくさんの本を読んできた子供時代の自分を、今はとても褒めてあげたい気分です。相手の顔が見えない副業なので、本当に安心なんだろうかという不安はつきまとっていました。

最初の報酬が支払われるまではドキドキしたものです。

また、自分の個人情報や書いた記事が、どこかに漏れてしまうのではないかという心配もありました。一つ一つの記事は恥ずかしくないように責任をもって書いていますが、中には空想の世界を広げた架空の話も数多く出品していました。(作り話でも可という案件が結構あります。不倫ネタや、探偵事務所相談などが私の得意分野です。)

自分の書いた記事で、個人が特定されて、作り話が事実のように捉えられたらどうしようと思うことがありました。が、何も杞憂に終わりました。口コミの評価も高く、利用者の多い会社を使えば、そのような心配はほとんど必要ありませんでした。自分でノルマを設け始めてからは、大変なことが多かったです。一日中パソコンに向かっていたことも多々ありました。

時間をかけて仕上げた記事がパソコン操作のミスで消えてしまったり、自信を持って提出した記事が不採用になったり。特に始めたばかりの頃は、国文科の悪い癖が出て、回りくどい表現ばかりをしてしまい、字数稼ぎだと指摘されたこともありました。慣れてくるうちに、だんだんと お仕事を提供してくださる方が求める記事に沿えるようになってきました。

執筆の依頼で新しい世界が開ける

文字数の多い記事にも挑戦するようになり、単価の高いお仕事の承認を得る喜びを感じて行きました。またこの副業に出会えてよかったと思うことは、自分がそれまで知らなかった世界を勉強する機会を与えられることです。例えばスマホのゲームアプリの紹介などは、それまでの私には全く無縁の世界でした。「 ガチャ 」や「 ダンジョン 」といった初めて触れる単語にも、 興味を持って接することができます。

記事を書いたことによって知った世界を、日常でも活用したりするようにもなりました。身についたスキルは、文章を起承転結に沿って、読み手にわかりやすいように余計なものを削ぎ落として書けるようになったことです。自分の表現方法に酔っていた国文科時代とは、また違ったスキルです。

また必要な情報を効率よく仕入れるために、 ネットや本の内容を瞬時に要約するスキルも高まったと思います。タイピングと併用して音声入力機能も使っているため、それまでの自分の滑舌の悪さを痛感することもできました。黙々とパソコン画面に向かっているのに、販売業をしていた頃よりも今の方が正しい発音を身につけていると思います。

余談ですが、この世界では実に様々な案件の記事依頼があり、世の中に溢れている文章への信憑性を疑えるようになったのも、皮肉ですが立派なスキルだと思っています。文章を書いて報酬を得られる喜びを知ると同時に、200円を稼ぐことがどれだけ大変なことかも痛感しています。

今後クラウドソーシングで副業をする人へのアドバイス

在宅でスキマ時間で副業ができることは、本当にメリットは大きいです。しかし「 イコール楽な仕事  」と捉えている人には、長続きしない副業かもしれません。努力次第で時給を上げることはできますが、慣れるまでは本当に効率が悪く、かけた時間に見合わない報酬しか手にすることはできません。

さらに言うと、提示されている金額から20%近くのマージンを取られ、振込手数料も別途引かれてしまいます。そのことを考慮しないと、実際の数字を見た時に大きなショックを受けてしまうでしょう。私はもともと自営業の家で育ちました。毎日休みなく働く両親を見て育ったので、自由業とは毎日のコツコツとした積み重ねであるということを 理解していました。

気が向いた時だけ効率的に稼ぎたい人にとっては、あまりおすすめできない副業です。一方で、文章を綴ることに楽しさと責任感を持てる人には、転職と思えるほどうってつけの副業です。自分で考え書いた記事が、 どこかで誰かの役に立つと思うと やりがいも気力も湧いてきます。

たまにコンピューターを使ったような支離滅裂で意味不明の文章の記事を見ると、どうしてこのような記事を承認したのかと腹立だしくなります。コピペばかりを使ったありふれた内容の記事に対しても同様です。

私の副業に興味を持った友人が、「 何割か支払うから、代わりに記事を書いて 」と言ってきたことがあります。もちろん断りました。この副業の大変さと、文章に対する真摯な姿勢に理解がない人には伝わらない仕事です。

SNS で一方的につぶやくよりも、自分の文章が生かされる世界です。日頃思っても言えないことを、副業を通してアウトプットすることができます。会話のボキャブラリーを増やすこともできるので、表現力を身につけたい人にもおすすめの副業です。

私が初めてクラウドソーシングの副業に挑んでみた結果まとめ

インターネットを介したお仕事と聞くと、どうしても「 空いた時間に 」「 誰でも 」「 楽に稼げる 」イメージがありましたが、実際は慣れるまで効率が悪く、稼げないようですね。ネット上のお仕事で、月5,000円以上稼げている人が5%というのも頷ける数値ですね。

最後に、内村さんから「 諦めずに努力していると良い結果が出る 」とアドバイスをいただきました。是非、諦めず明日の自分を信じて前へ進んでみてください。

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