50代が公務員になれるって本当?転職で知っておくべき知識と難易度

給料が良くて雇用が安定している公務員って何だか憧れますよね?

福利厚生が充実していて、なにより年3回もらえるボーナスには私も何度か憧れたもの。

ロクな転職先が見つからないなら安定した公務員と考えたことがある会社員は非常に多いですが、それ相応の覚悟が必要。

相当のキャリアを持っていて高倍率の試験に合格できれば道は開けますが、単に臨時・非常勤職員を目指すのが良いのではないでしょうか?

公務員のメリットは給料の良さと充実した福利厚生

景気の変動に動じることなく支給され続ける公務員のボーナスに、憤りを感じている会社員は多いですよね?

しかも犯罪を犯してもよほどのことがないと実名で報道されないし、解雇もされない公務員。

公務員ほど身分が安定している職業はありませんが、国や都道府県、市町村が実施する採用試験にパスしなければならないのが痛いところ。

付け加えると、私達中高年は年齢制限の壁が立ちはだかり、いつでも公務員になれるのではありませんが、メリットを知ると挑戦してみたくもなります。

とにかく給料が良い

中高年が公務員になりたいと思う最大の理由が、給料の高さと安定ですよね?

公務員の給与は本来、民間企業の平均賃金に合わせて上がったり下がったり調整されるものですが、不況の影響を受けないため下がることはありません。

つまり、民間企業の平均賃金と比べ、公務員のそれは確実に高い実態が伺い知れます。

他にも、倒産することがない役所では、リストラや早期退職制度で無理に追い出されることもないので、望むのであれば定年まで働き続けられるメリットは計り知れません。

充実すぎる福利厚生

給料の次に充実している公務員の福利厚生。

一説によるとプレミアムフライデーの恩恵を受けることが出来たのは、公務員だけと言われていますよね?

ハローワークに勤める友人によれば、公務員は常に国民の手本となるべき存在。

民間企業に働き方改革だの時短だの言うには、まずは自分たちが定時に上がれないでどうする?有給休暇を使いきれないでどうする?って基本的な考えが浸透しているため、有休の消化率に関して上からガミガミ言われるとのこと。

あまり知られていませんが、年次休暇の他にも民間では考えられない病気休暇やボランティア休暇が取得できるようですね…。

利益を追求しない

私達が抱くイメージ通り、役所はいっさい利益を求めません。

民間企業と違い役所の収入源は、国から支給される予算(私たちの税金)のみ。

使える額が決まっているものの出ていく額もだいたい決まっているので、やはり予算が余れば使い切らなければならないと無駄遣いを始めるのが役所の悪いところ。

予算が余れば3度目のボーナス発動です…。

年齢制限の壁は緩和傾向にあるが間違いなく難関な部類

50代が公務員に転職したいと考えた時、「年齢」以外何に注意すればよいのでしょうか?

2007年雇用対策法が改正されて「年齢」を理由に採用活動することが禁止されましたが、頑なに年齢制限を設けてきたのが公務員採用。

先に紹介した「公務員は常に国民の手本となるべき存在」という理念とは真逆なので、ずっと疑問に感じてきました。

一定の年齢制限をかけないと転職者が殺到して、ただでさえ高い倍率がさらに難関になるのは目に見ていますが、なかなか転職先が見つからない私たち中高年は小言のひとつも言いたくなります。

公務員に年齢制限をかけるのは憲法違反との議論が繰り返されてきましたが、公務員試験を受けるなら30歳までという定説が大きく変化。

転職が難しいとされる40代50代にも、挑戦する機会が与えられた形です。

50代が公務員になるなら社会人経験者採用枠を狙う

これまで社会人経験者枠の年齢制限は、30代までとされてきましたが、少子高齢化問題や団塊世代の大量退職、雇用情勢の変化により、社会人経験者枠採用を実施する自治体が増え、過去最高となろうとしています。

全ての都道府県が実施するのではありませんが、おおよそ80%以上で社会人経験者枠での採用を実施。

依然として人気の高い神戸市は、依然として36歳未満に限定していますが、多くの自治体が年齢制限を一気に59歳まで引き上げたので実質年齢制限は撤廃されたも同然

ただし、公務員採用試験は都道府県ごと、職種ごとに独自の採用方法を取っているので条件も一律ではないので注意してください。

国家公務員・地方公務員共に、特定の職務経験があれば受験資格を得ることができる社会人採用枠が唯一公務員になるための門ですが、こまめに各種自治体のホームページをチェックして情報収集するのがキモです。

民間企業での経験を買われての採用になるので、必然的に年齢制限も高くなります。

社会人採用枠の試験内容と難易度

あくまで一般的な受験資格と試験内容を示しておきます。

1.受験資格

社会人としての職務経験が5年以上ある者

2.試験内容

  • 教養…知能分野・知識分野
  • 論文…人物試験
  • 面接…人物試験

この他にも職種によっては、外国語試験、グループディスカッションが行われる市町村もあるようです。

建前上は教養重視でなく、あくまで論文と面接で人物を重視。

ただし民間の場合と同じく、転職回数、キャリアの一貫性、転職動機、自己アピールも重視されるので注意してください。

3.難易度

最近、バブル崩壊でまともに就職できなかった30代後半から40代後半の、いわゆる就職氷河期時代の社会人を正規雇用すると話題になったのがお隣宝塚市。

この話題をマスコミがこぞって取り上げたせいで応募が殺到。

たった3人の募集に対して1800人以上が殺到したので、その倍率は、なんと600倍以上!

他にも厚生労働省が10人募集をかけたところ、1400人以上が殺到したケースもあるので、倍率はざっと見て100倍以上と考えて間違いないでしょうね。

ただし、総務省が推し進めている氷河期時代採用枠は、「過去1年間に正規雇用の実績がなく過去5年間に正規雇用の通算期間が1年未満」という難解な条件が付いているので注意してくださいね。

この条件に当てはまるのは、過去5年間に非正規として働いてきた中高年です。

50代が本気で公務員を狙うなら臨時・非常勤職員がベスト

神戸市のような人気のある都市は別として、社会人経験者枠を59歳にまで広げ、民間で培った経験とスキルを活かした中途採用が拡大する動きは今後もどんどん加速していくと予想されます。

しかし、だからといって公務員採用の難易度が下がったわけでもないので注意してくださいね。

私自身、大学時代に公務員試験に一度挑戦したことがありますが、その出題範囲は非常に広く、とてもじゃないですが独学では無理と感じました。

公務員試験の平均学習時間は、1,000時間。

これは社労士試験や税理士の科目試験を目指す受験者が、1,000時間ルールと呼ぶものと同じで、「1000時間の学習で土俵には立てる」レベル。

1,000時間費やして、やっとスタート地点に立ったに過ぎませんが、だからと言って受かる保証もなく学習時間を捻出できる50代も少ないのが現状。

そんな危険を冒して狭き門を目指すよりも、各市町村が募集している臨時・非常勤の職員枠を狙った方が効率が良いのではないでしょうか?

臨時・非常勤の職員は常に募集があるわけではないため、各種地方自治体のホームページをこまめにチェックするのがキモ。

まれにハローワークや政府系転職サイトにも求人が掲載されますが、応募が殺到する前に打ち切られてしまうケースが続いています。

現時点では、雇用が安定せず正規職員に比べ待遇が低いのは間違いありませんが、近年盛り上がりを見せる働き方改革のお陰で待遇改善の動きもあり、絶望するほどではないと考えています。

50代が公務員に転職する場合知っておく知識と難易度

最後に要点をまとめておきます。

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意外かもしれませんが、近くにある自衛隊の基地や駐屯所で事務職を採用していることがありますよ。

特別な採用枠の場合、医師や介護の免許を持っているであれば、割とすんなり採用されてしまうこともあります。

他のライバルに先を越される前に、良質の求人を手に入れましょう!

後悔しない50代の転職にするためのノウハウを発信しています

~2020年4月:転職市場の動向~

4月は春の入社に合わせ質の良い求人が出回る時期ですが、コロナウィルスの影響で市場が大混乱しているので気を付けてください!

現段階では、求人そのものが市場から消滅する等の影響は出ていませんが、採用活動を先延ばししたり、対面ではなくWEB面接に切り替える企業が増えています。

この際です、Skypeやzoomの使い方を勉強してITの進歩に対応できる50代をアピールするのも一つの手です!

ただし、同時にライバル達も動き始めるのでしっかり情報収集を行って万全の態勢で臨みましょう!

  1. このサイトを参考に、最低でも複数の転職サービス(リクナビNEXTJACリクルートメント人材バンクネット)に登録する
  2. 転職エージェントに登録できれば、電話ではなく直接会って自分なりを知ってもらう
  3. 相性の良いキャリアコンサルタントに出会えたなら、信頼関係を結び熱い思いをぶつける

多少転職回数が多かろうが年齢が高かろうが、熱意が伝われば応じてくれるキャリアコンサルタントは必ずいます。

ただし、彼ら彼女らは月に100人近い転職者を扱うので、あなたの存在が埋もれていくことは絶対に阻止してくださいね。

リクナビNEXT
完全無料で診断できるグッドポイント診断は逸品

株式会社リクルートキャリアが運営するリクナビNEXT。

50代でも応募できる求人が多数掲載されているだけでなく、簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強みを5つ診断してくれるグッドポイント診断が最高。

客観的に診断された強みは、応募書類はもちろんこと面接でも自信を持ってアピールすることができるので絶対に把握しておくべき!

注意点
条件の悪い転職者を機械的に除外するフィルターが厄介
・直接郵送応募にも非常によく反応するので50代は登録しておこう!
JACリクルートメント
紹介しもらえる求人は面接まで確約されているので安心して任せられる

どちらかと言えば外資系企業で有名なJACリクルートメントですが、実は地元に密着した老舗の転職エージェント。

地元で活躍する中小企業との繋がりが強く、内部事情に精通しているキャリアコンサルタントが多いので、50代にとっては超ねらい目。

また、企業担当(RA)を転職者担当(CA)が兼任する独自のリクルートメント・コンサルティング制を採用しているので、ミスマッチのない求人を紹介してもらえることでも有名。

注意点
キャリアコンサルのアタリハズレが非常に多いのが難点
・頼りない担当に当たったら迷わず相談窓口で担当の変更を申し出る
・必ず面接後にフィードバックを受け次回に活かすように!
人材バンクネット
キャリアコンサルタントを逆指名できる珍しい転職サイト
転職エージェントを利用するうえで厄介なのが、門前払いや登録拒否。

「どうせ自分なんか相手にしてもらえない」と敬遠する50代が多いが、エージェントが持っている非公開求人は非常に質が良い。

そんな50代の味方になる人材バンクネットは、キャリアコンサルタントを転職者が逆指名できるので、基本的に門前払いされることはない。

私もこの転職サイトを通じて多くのキャリアコンサルタントと接触し、色々お世話になった。

注意点
・求人に応募するためには再度外部のエージェントに登録の必要あり
逆指名時には「履歴書のブラシアップを手伝ってほしい」旨で接触する
 (求人を紹介して欲しい旨で接触すると「紹介できる求人はない」に繋がる)

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