上月さんと出会ったのは、私が某資格スクールに通っていた時でした。

彼女は数年前まで正社員として、建築設計の仕事をしていたそうですが結婚を機に退職したようです。その後、子供が幼稚園に入るのを機に、接客業メインで仕事探しを再開されました。動機は、家族や親戚以外にも社会の一員として活動していきたいと考えたからだそうです。

彼女の思いはただ一つ、「 とにかく、自分の居場所ももう一つ確保したかった 」

自分の居場所探しのための転職活動

働く手段は、コンビニで置いてある「 タウンワーク 」など地方の求人情報を見て応募しました。時給が、最低賃金ぎりぎりの応募をかけている会社に履歴書を送れば、すぐに内定を取ることが出来ました。

最初はお菓子屋から初めて、パートで働いて徐々に仕事に慣れていき、憧れていた理想的な花屋に転職することが出来ました。その時期には、いつも、「 タウンワーク 」に掲載される情報は、くまなくチェックしていました。

花屋の仕事の時給の安さから、転職を考え始め、「 ハローワーク 」やネットの情報など検索するようになり、最終的には、宅地建物取引士の免許を取得して、不動産会社の営業事務に就業することが出来ました。

WordやExcelのスキルは必須です。パソコンのスキルは今の時代は必須にもかかわらず、なかなか勉強をしてこなかった、自分に対して反省しています。また、年齢が上がるほど、就職の道もあせりから、上手くいくのか不安から身体が動かなくなることもあります。

パソコンのスキルもアップさせていきたいと毎日、こつこつと積み上げています。自分に出来ることを洗い出し、ポートフォリオを充実させていきたいと考えています。就職するための手段として、ネットの情報も毎日検索して探しています。年齢にめげず、挑戦していき、経済的にも家族を安心させたいです。

転職するにあたり心配だったこと

接客業が好きで、パン屋、花屋など、お客様の笑顔が直接見られる業種に関連する仕事に就業してきました。接客業は、土日、祝日、夜遅くまでの就業が当たり前です。

自分のやりがいは感じられても、家族との時間が無くなっていきます。

ご飯を用意して食べさせるだけ。家族との会話がほとんどなくなり、これでは後々後悔するのではないかと危機感を感じました。

そこで、以前、建築設計をしていた時の経験を元に、宅地建物取引士の資格を取得して、事務員として就業することにしました。人と接する仕事が好きで、パートで就業するのはとても楽しい体験でしたが、賃金の低さや、就業時間の長さが苦痛に感じられることもありました。

初めての事務職への転職だったので、WordやExcelの操作など果たして事務職をこなしていけるのかとても不安でした。

転職活動で実際に大変だったこと

花屋のパートは時給750円でした。百合の花はクリスマス時期には一本1200円、バラの花は300円~など、花が好きも、なかなか手にすることは、自分の家計では困難です。高額な花を扱った仕事に就業出来たのは貴重な体験でした。

しかし、時給750円の仕事では、たくさん働いても手取りの給料が少なく、夜遅くまでの勤務に疲れを感じてきました。

パートで花屋に就業していた時に、タウンワークで不動産会社の事務、時給1,000円があることを知りましたが、宅地建物取引士の免許が必須となっていました。建築設計の正社員として働いていた時に、宅地建物取引士の資格に合格すると、資格手当がついて、社員の方でも資格手当をもらっていることを思い出しました。

宅地建物取引士の資格は、独学でも取得できるのではないかと思えてきました。

ネットの情報から勉強法を収集して、本屋に行き、そこにある宅地建物取引士に関する本を全部見て、自分に合いそうな参考書と問題集を入手。

夜、家族が寝静まった時間帯や、パートが無い日には猛勉強をしました。

試験は10月。およそ4カ月の勉強で合格することが出来ました。

資格を取得したところで、ハローワークに相談に行くと、偶然にも、依然見たタウンワークの求人情報に載っていた不動産会社で事務員を募集していたので、迷わず応募しました。

事務員の経験が無くても、資格を持っているおかげで晴れて時給1,000円の事務員として採用してもらえました。接客の回数は少ないですが、定時で家に帰ることが出来て、ゆっくり夕飯の準備が出来て、家族との時間も増えました。

転職すべきでなかったと思ったこと

不動産の事務員は給料がとても安定していて、経済的には安心でした。交通費や、雇用保険にも加入出来たので、入社した当時は、振り込まれる給料にびっくりしました。当たり前ですが、働いた時間に対して給料がとても多かったからです。

家族との時間は増えましたが、接客業や体を動かすことが好きな自分にとっては、パソコンの前で事務作業をするのが苦痛に感じることもありました。何よりも眼精疲労がすごく、今までに感じたことの無い肩こりなどが出てきました。

勤務した最初の頃は、お尻が痛くなりました。体を動かすためにスポーツクラブに入会して、運動不足を解消することも考えたほど、小まめに動き回る仕事と、事務の仕事の違いを痛感しました。

また、資格を持っているからといって、すぐに仕事が出来るのではなく、そこからがスタートで、夜、遅くまで勉強しなくてはなりませんでした。

若いころから事務をされている方は、パソコンに関するスキルがとても高く、ほぼ接客業したことの無い身にとっては、契約書や文書を作成するのにも一苦労で、毎日、残業するようになって、疲労困憊して、退職することに。家でゆっくりと過ごしこれからどうしようと考えていました。

そんな時、バラや、百合など、素晴らしい香りを思い出すと、もう一度花屋で働けたらと思い出す日も出てきました。最近、タウンワークを見ていたところ、近所の花屋で、ホームページを作成できる方、正社員20万円!というのを発見して、そういう仕事もあるのかと新鮮に感じられました。

また、振出しに戻り、ハローワークからの紹介で、ホームページ作成の職業訓練を受けて、これから花屋のホームページを作成出来たら……。と、考えているところです。

接客業が好きな自分にとっては、事務員として黙々とパソコンに向かうのは好きではありませんでした。しかし、もうちょっと頑張れば、不動産に関するスキルも見に着いたのではないかと思い返します。

お金の不安は尽きません。接客業が良いのか?時給を優先すべきなのか?安定した仕事場を探しているところです。

憧れていた花屋さんに転職するまでの1200日物語まとめ

52歳代OLが憧れていた花屋さんに転職するまでの1200日物語についてまとめてみましたが、いかがでしたか?

上月さんは、花屋さんに転職するも時給が安すぎて不安になり、時給1,000円の不動産屋に転職するため難関の宅地建物取引士を取ってみたり根っからの頑張り屋さん気質なのですね。紆余曲折を経て、現在は憧れの花屋さんに勤務しているそうです。

是非何かに打ち込んでみてください。彼女のように前向きに生きていれば、きっとあなたも天職が見つかりますよ。

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