花屋に転職して後悔?50代OLが憧れの仕事に就くまでの1200日物語

「家庭以外に自分の居場所が欲しい!って考えたことはありませんか?

一人で子育てをしてると煮詰まるし、たまには外に出て気晴らししたいと思う。

そんな悶々とした生活を送っていた女性に会ったのは、1年前の夏私が某資格スクールに通っていた時。

彼女は数年前まで正社員として、建築設計の仕事をしていたそうですが結婚を機に退職、その後子供が幼稚園に入るのを機に、接客業メインで仕事探しを再開されました。

動機は、家族や親戚以外にも社会の一員として活動していきたいと考えたからだそうです。

花屋に転職した理由は自分の居場所が欲しかったから

花屋に転職した理由は自分の居場所が欲しかったから

働く手段は、コンビニで置いてあるタウンワークなど地方の求人情報を見て応募しました。

時給が、最低賃金ぎりぎりの応募をかけている会社に履歴書を送れば、すぐに内定を取ることが出来ました。

最初はお菓子屋から初めて、パートで働いて徐々に仕事に慣れていき、憧れていた理想的な花屋に転職することが出来ました。

その時期には、いつもタウンワークに掲載される情報は、くまなくチェック。

花屋の仕事の時給の安さから、転職を考え始め、ハローワークやネットの情報を検索するようになり、最終的には宅地建物取引士の免許を取得して、不動産会社の営業事務に就業することが出来ました。

WordやExcelのスキルは必須です。

パソコンのスキルは今の時代は必須にもかかわらず、なかなか勉強をしてこなかった、自分に対し反省。

また、年齢が上がるほど、就職の道もあせりから、上手くいくのか不安から身体が動かなくなることもあります。

パソコンのスキルもアップさせていきたいと毎日、こつこつと積み上げています。

自分に出来ることを洗い出し、ポートフォリオを充実させていきたいと考え、就職するための手段としてネットの情報も毎日検索して探しています。

齢にめげず、挑戦していき、経済的にも家族を安心させたいです。

花屋に転職して家族との時間が減らないか心配した50代

接客業が好きで、パン屋、花屋など、お客様の笑顔が直接見られる業種に関連する仕事に就業。

接客業は、土日、祝日、夜遅くまでの就業が当たり前です。

自分のやりがいは感じられても、家族との時間が無くなっていきます。

ご飯を用意して食べさせるだけ。

家族との会話がほとんどなくなり、これでは後々後悔するのではないかと危機感を感じました。

そこで、以前、建築設計をしていた時の経験を元に、宅地建物取引士の資格を取得して、事務員として就業することにしました。

人と接する仕事が好きでパートで就業するのは楽しい体験でしたが、賃金の低さや就業時間の長さが苦痛に感じられることもありました。

初めての事務職への転職だったので、WordやExcelの操作が果たして事務職をこなしていけるのかとても不安でした。

花屋へ転職したが時給が低めで満足できず再び離職

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花屋のパートは時給750円でした。

百合の花はクリスマス時期には一本1200円、バラの花は300円~。

花が好きでも、なかなか手にすることは自分の家計では困難。

高額な花を扱った仕事に就業出来たのは貴重な体験でしたが、時給750円の仕事では、たくさん働いても手取りの給料が少なく夜遅くまでの勤務に疲れを感じてきました。

パートで花屋に就業していた時に、タウンワークで不動産会社の事務、時給1,000円があることを知りましたが、宅地建物取引士の免許が必須となっていました。

建築設計の正社員として働いていた時に、宅地建物取引士の資格に合格すると資格手当がついて、社員の方でも資格手当をもらっていることを思い出しました。

宅地建物取引士の資格は、独学でも取得できるのではないかと考えました。

ネットの情報から勉強法を収集して、本屋に行きそこにある宅地建物取引士に関する本を全部見て、自分に合いそうな参考書と問題集を入手。

夜、家族が寝静まった時間帯や、パートが無い日には猛勉強をしました。

試験は10月。およそ4カ月の勉強で合格することが出来ました。

資格を取得したところで、ハローワークに相談に行くと、偶然にも、依然見たタウンワークの求人情報に載っていた不動産会社で事務員を募集していたので迷わず応募。

事務員の経験が無くても、資格を持っているおかげで晴れて時給1,000円の事務員として採用してもらえました。

接客の回数は少ないですが、定時で家に帰ることが出来て、ゆっくり夕飯の準備が出来て家族との時間も増えました。

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不動産の事務員は給料がとても安定してて、経済的には安心でした。

当たり前ですが、働いた時間に対して給料がとても多く、交通費や雇用保険にも加入出来たので、入社した当時は振り込まれる給料にびっくり。

家族との時間は増えましたが、接客業や体を動かすことが好きな自分にとっては、パソコンの前で事務作業をするのが苦痛に感じることもありました。

何よりも眼精疲労がすごく、今までに感じたことの無い肩こりなどが出てきたこと。

勤務した最初の頃は、お尻が痛くなりました。

体を動かすためにスポーツクラブに入会して、運動不足を解消することも考えたほど、小まめに動き回る仕事と事務の仕事の違いを痛感しました。

また、資格を持っているからといって、すぐに仕事が出来るのではなく、そこからがスタートで、夜、遅くまで勉強しなくてはなりません。

若いころから事務をされている方は、パソコンに関するスキルがとても高く、ほぼ接客業しかしたことの無い身にとっては、契約書や文書を作成するのにも一苦労で、毎日、残業するようになって、疲労困憊して結局退職することに。

家でゆっくりと過ごしこれからどうしようと考えていました。

そんな時、バラや、百合など、素晴らしい香りを思い出すと、もう一度花屋で働けたらと思い出す日も出てきました。

最近、タウンワークを見ていたところ、近所の花屋で、ホームページを作成できる方、正社員20万円!を発見して、そういう仕事もあるのかと新鮮に感じられました。

また、振出しに戻りハローワークからの紹介でホームページ作成の職業訓練を受けて、これから花屋のホームページを作成出来たら……。と、考えているところです。

接客業が好きな自分にとっては、事務員として黙々とパソコンに向かうのは好きではありません。

しかし、もうちょっと頑張れば、不動産に関するスキルも見に着いたのではないかと思い返します。

お金の不安は尽きません。接客業が良いのか?時給を優先すべきなのか?安定した仕事場を探しているところです。

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最後に要点をまとめておきます。

  • 時給は750円
  • 朝9時から夕方6時まで(休憩1時間)
  • 最低賃金ぎりぎりの時給で応募している会社に履歴書を送れば、すぐ内定を取れる
  • 低賃金に耐えきれず、宅建を取得して時給1,000円の職場に再転職
    体力:
    気力:
    知力:

上月さんは、花屋さんに転職するも時給が安すぎて不安になり、時給1,000円の不動産屋に転職するため難関の宅地建物取引士を取ったり、根っからの頑張り屋さん気質なのですね。

紆余曲折を経て、現在は憧れの花屋さんに勤務しています。

是非何かに打ち込んでみてください。

彼女のように前向きに生きていれば、きっとあなたも天職が見つかりますよ。

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