世の中、謎に包まれた職業は数えきれないほどありますよね?

探偵やボディガード、覆面調査員は謎な職業ベスト3。特に、覆面調査員の募集自体あまり公になることは少ないため、誰が募集しているのか、どこで応募するのか等を含め全く謎ですよね。

私自身、覆面調査員歴15年ですが、きっかけはとある「 お小遣いサイト 」福島さん51歳もネットで偶然見つけて以来ハマってしまったと言います。

50代OLが見つけた覆面調査員の副業

彼女は長い間販売業に従事されてきたバリバリのキャリアウーマンです。特に接客に特化した CS 担当のチーフを兼任していて、接客マニュアルを見直したり、全店舗の接客のアドバイスなどを行ってきたという。長期休みが取れない代わりに、3日出勤して休み、2日出勤して休みと、一般の OL さんに比べて月の休みが多いのが特徴でした。

そのほとんどが平日休みなので、友達と休みを合わせることもなかなかできず、暇を持て余すことも多かったといいます。

その時に何気なくネットで副業について調べていたところ見つけたのが、S社という会社の覆面調査の仕事でした。自分の会社でも覆面調査を依頼したことがあり、見るポイントなどノウハウは分かっていました。そのことをアピールポイントに登録したところ、わりとすぐに最初の仕事の依頼が入ってきました。

覆面調査の副業の一番の魅力は、期間が設けられていて期間内であれば、いつでも自分の都合に合わせて仕事を入れることができることです。覆面先の営業時間内であれば、 時間帯も自分の好きなようにスケジュールを立てることができました。

一件の依頼に対しての報酬はまちまちです。30分ほどで終わる依頼であれば2,000円であったり、2時間以上かけてじっくり調査をするものであれば5000円ほどの報酬になりました。しかしこれは単純な時給ではなく、その後調査した内容をレポートでまとめたり、写真の整理をしたりという時間も含めると、慣れないせいもあってものすごく時間がかかりました。

これを時給に換算すると、本業で働いてる時に比べるとかなり低い時給になると思います。 割に合うかと言われれば、正直好きではないとできない副業かなと思いました。

50代で覆面調査員の副業で心配だったこと

本業の方では副業が禁止だったので、とにかくばれないようにすることに慎重になりました。覆面先が同業の場合はもちろんエントリーすることはやめました。本業の方にも出入りがある関係業者や、自分が勤めている会社の近隣の場所以外の、離れた場所の覆面調査にエントリーするように気をつけていました。

接客業だとこちらが気がつかなくても、お客様の方が私の顔を覚えている時もあるので、帽子を深くかぶったり、すっぴんで行ったりという工夫をしながら調査に挑みました。

また接客業をやっていると、ついこちらから質問する場合も丁寧な口調になってしまったりするので、わざとタメ口を使ったり、無愛想な表情を織り交ぜたりしながら、なるべく一般のお客さんとして振る舞うよう演技をしながら副業を行いました。 

50代で覆面調査員の副業で大変だったこと

覆面調査の内容は、先方の会社から細かく指定されることが多いです。事前に調査の内容を十分に頭に入れておかないと、当日とてもあたふたしてしまいます。もちろん一度お客様のふりをして入ってしまえば、調査表を出して見ることができないので、どのポイントを見るか?なんという言葉を店員さんにかけるか?というのを一人でリハーサルしておく必要があります。

途中で調査ということがばれてしまえば、全てが台無しになってしまうので、とても緊張しました。

自然に振る舞えば振る舞うほど、ぎこちなくなってしまうこともしばしばありました。

ボイスレコーダーを忍ばせていく調査もあったのですが、実演に力が入るあまり気がついたらボイスレコーダーが服の隙間から見えていたりして、冷や汗をかいたことがあります。

いろんなことがありながらも無事調査が終わった時点で、仕事の依頼はやっと折り返し地点です。

帰宅してから調査内容をまとめ、ExcelやWordに既定のルールに則って書き込んで行きます。メモが一切できない現場であれば、調査中のことを必死で思い出しながら書き起こします。先方に調査員であることを通達して行う調査の場合は、写真を撮ることもあるので、大量に撮った写真を ストレージなどを使ってまとめていきます。本業ではやったことがない作業でとても骨が折れました。

一つの調査の報告書を終えるのに丸1日費やすこともあります。とても作業量が多く緊張する仕事ですが、他の店を客観的に見ることで、自分の本業の方に生かすことができました。業種によっても多少の差はありますが、報告書の内容が細かい会社ほどしっかりしていて、フォーマットの作成の仕方はとても参考になりました。

覆面調査員の副業をする50代へアドバイス

もしかしたら接客業を全く行ったことがない人の感性も、大切な仕事かもしれません。純粋な消費者の感覚で評価をすることができますし、そのような視点を求めるクライアントもあるのかと思います。

一方で接客業に従事している人にとっては、「 あるある 」なことも多く、共感をしながら調査に挑むことが出来ると思います。

「 そこまで手が回らないのはわかるよ 」と同情しながらも、公正に調査ができるよう厳しく採点を行います。それがそのまま自分の本業の方にも当てはめて見ることができ、「 自分の店ではこうしよう 」と改善につなげることもできます。

ただ何か体験したり、美味しいものを食べながらお金をもらえるなんてラッキー!というノリでやると、思いの外調査内容が多かったり、報告書の作成に時間がかかったりして割に合わなさを感じてしまうかもしれません。

実際私も、提出した報告書に関する質問や補足説明などを求められたりと、一発で報告書が通過したことはありませんでした。さらにその質問に対する返答の期限は24時間ぐらいしかないので、本業の方に支障が出てしまう人もいるかもしれません。

私が依頼を受けているS社という会社はしっかりした会社なので、本当の調査目的以外の依頼は来ませんが、ネットにはたくさんの覆面調査の副業が紹介されています。

その中には宣伝目的の依頼も多くあり、例えばヨガの体験スクールであったり、エステサロンや美容関係の商品のモニターなど、報酬額が少なく「 実質ほぼ無料で利用することができますよ 」というだけの依頼も多く含まれているので、興味がない分野であれば時間だけ取られてしまう結果になるでしょう。(交通費の分マイナスになる場合もあります )

体験型でも十分楽しめれば良いのか?それともしっかりとした報酬が欲しいのか?少しでも自分の本業に生かせる仕事をしたいのか?によって選ぶ覆面調査の内容にも違いが出てくるので、吟味をしっかりした方が良いでしょう。

覆面調査員の副業を50代が暴露まとめ

最後に要点をまとめておきますので、参考にしてください。

  時給は、30分で2,000円から様々。割と高時給である。
  拘束時間は、30分から2時間まで様々
  可能な限り一般人を装うのが、最初は難しい
  覆面調査レポートや外観写真なども要求される場合が多い
 体力:
 気力:
 知力:

福島さんが言っているように調査前の準備と、調査後報告書の作成には毎回時間を要するため、決してオイシイ副業とは言い難いです。私のような飽きっぽい人間が覆面調査員の副業を15年も続けられている理由は、空いた時間にできること、ノルマがないことでしょうか。

さらに、慣れてくるとどんどん依頼が舞い込むようになるので、是非チャレンジしてみてください。ハマると抜け出せなくなりますよ。


この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事