「ブラック企業を抜けたく転職活動中のOLです。今日200社目の『お見送りメール』来ちゃいましたぁ。皆で残念パーティをしません?」って生々しい体験記をブログやTwitterで呟いている中高年が増えています。
インターネットが発達して、誰でもブログやホームページを開設できるようになった今日において、辛い転職体験をブログに書いて共感して欲しい役に立てほしいと願う人は増え続けています。
全てが個人ブログではないにしろ、「50代 転職 ブログ」の検索結果はなんと1500万件もヒット。
何故ここまで多くの中高年が転職体験記を綴りたがるのか、その心理やメリット、ブログやホームーページを上手く運用するコツについて紹介していきます。
50代女性が転職成功をブログで報告するのは収益化目的
ブログを始める目的は様々ですが、大別すると3つに分けることができます。
ブログを始める目的
- 多くの人に自分の体験を知ってもらい共感してほしい
- ブログやホームページを媒体に仕事に繋げたい
- ブログの広告収益で儲けたい
(アフィリエイトプログラムやGoogle アドセンスをブログに貼る)
もちろん、上記のどれにも当てはまらない方もいるでしょうし、3つ全てに当てはまってしまう方もいる。
やはり最近流行っているのは、自分の体験談に共感をもらいつつ、ブログの収益で、お小遣いを儲けたい手法が圧倒的に多いのが現状。
ネット社会においては、特に有名でもない自分の転職成功談や失敗談を書いただけでアクセスが舞い込んでくる。
もっと言ってしまえば、職場の愚痴や粘着質な上司の悪口を書いただけで、共感してくれる人は幾らでもいるでしょう。
そのブログ上で、同じ境遇の50代から共感を得られたり、コメントをもらうことで承認欲求を満たせるでしょうし転職活動が上手くいっていない時などはストレス発散にもなります。
言うなれば「失敗談や職場の愚痴がお金になる」のがブログビジネスです。
こんな楽なビジネスは他にはありませんし、我先にとブログを開設しようと考える心理も理解できます。
だって我々の時代には、このようなビジネスはなかったんですから。
Google アドセンスやアフィリエイトと呼ばれる広告手法は、比較的誰でも簡単に参入することができます。
ですから比較的若い世代が、肉体労働系のバイトを嫌いブログ運営にチャレンジしている、それ故スーパーやコンビニ等のアルバイトが確保できなくなってきている社会現象も併発しています。
どういう人たちがブログを始めるのか?
それじゃあ、どんな人たちがブログに救いを求めているのでしょうか?
人間だれしも孤独ですが、社会との接点が薄れつつある50代が、社会との接点を求めブログを書き綴るといった傾向も依然として強いように感じます。
- 職場でも家庭においても、疎外感を感じながら生きている
- 腹を割って話せる親友・同僚がいないなどの葛藤や悩みを抱えている
- 自分の中で肥大化した自意識のはけ口に困っている
リアル社会において人間関係を構築できずに、文章を書く行為でモヤモヤを解消して、ブログで共感を得ながら何とか人生に折り合いをつけてみる。
そんな人たちが多いんではないかと考えています。
50代女性が転職成功をブログに書くメリットは意見が欲しい
では次に、転職活動時の体験を、ブログとして書くメリットを見ていきましょう。
辛い転職活動をしたとしても、文字で書くことによって気持ちの整理ができる場合もあります。
応募書類がまったく通過しない、面接でシビアな質問をされたといった経験も、ブログのネタに繋がるとイメージすればほんの少し気が晴れることだってあります。
転職活動における体験を綴ることによって、今日の良し悪しをを客観的に見つめ直す事が可能でしょうし、今日できなかった所に気を付けようと反省点活かすこともできるため大いに転職活動に役立ちます。
また、第3者視点でコメントをもらえば、自分では見えなかった弱点がハッキリすることもあります。
個人ブログは基本的にインターネット上に公開されます。
ですから、顔も見えない第3者に読んでもらう前提で文章を書かなければ、共感を得ることができませんし、最悪の場合荒らしと呼ばれるクレーマーさんたちに批判されることに繋がります。
そうならないためにも、自ずとと文章を書くスキルを高めていかなければなりません。
基本的に、ブログの運営を長期間行うと、アクセス数が徐々に増え、広告収入も増えていく傾向。
また、ブログやホームページを運営している50代女性の多くが「そこそこ稼げている」「転職活動費はブログで捻出できる」夢のある話をされますが、実際ネットを使った副業で5千円以上稼いでいるのは全体の5%と言われてします。
しかし少数ですが、ブログの運営を通じて執筆の依頼が次々と舞い込んだ、フリーランスとして起業することができた、IT企業から採用のオファーをもらった事例も少なからず存在します。
もちろんそれはほんの一部ですが、ブログが副業として成立している女性、副業どころか本業にしてしまった女性も実際いらっしゃいます。
50代女性が転職ブログを書くコツはお役立ちコンテンツ
最後になりましたが、転職ブログを書くコツを紹介しておきます。
ブログは、1日1記事書くよう心掛けると良いでしょう。
毎日更新されていれば、やる気のあるブログとして上位に表示されアクセスが集まりやすくなります。
そうなるためにも、何時も転職活動に関するネタを箇条書きにしておくことが重要です。
できれば専用のノートを用意して、思いついた限りのことを書いておきましょう。
「書くことがない」と嘆いている女性の相談に乗る機会が多くなりましたが、自分が行った活動を事細かに箇条書きしていけば、ネタは幾らでも出てきます。
例えば
- どんな転職サイトに登録したのか?
- ハローワークではどんな求人に目を付けたのか?
- 履歴書類を送るのに工夫したこと
- 面接でどういう質問をされたのか?自分はどう答えたのか?
などなど。 しかも細かい部分まで記録することにより、今後気を付けなければならないポイントに気付くことができる可能性もありますし。
「面接の前に憧れのカフェでランチした」「面接会場には東急線で行った」など、転職活動に直接関係ない文章をダラダラ書き綴っても、誰も読みませんし共感も得られません。
ですから、50代女性が転職活動する際に気を付けること、モチベーションアップ方法などを書いていくべきです。
頭の中で構想を練って書いていっても良いですが、書き始める前にザックリと全体の構成を練って、目次順に書いていくと伝えたいことが相手に届く文章になります。
また、ブログであってもタイトル(表題)は重要です。
思わずクリックして読みたくなるタイトルの付け方を勉強して、アクセスアップを目指していきましょう。
基本的に「本日限定公開」「裏技」「200社落ちた私が語ります」限定してみたり、具体的な数を文中に入れるテクニックはブログだけでなく、広告業界において王道テクニックです。
もちろん、これらのテクニックを駆使してブログを書くには、ある程度の知識が必要ですし、手を動かして実践してみることも重要です。
考えているだけでは始まりません、悩んでいるのなら今日からでも1記事書いてみてはいかがですか?
当然のことですが、ブログはアクセスがないと読んでもらません。
ブログ開設が初めての50代であれば、無料ブログと呼ばるものから始めてみるべき。
「50代 ブログ 始め方」と検索すれば、「無料ブログは消される可能性が大きいから独自ドメイン(ブログを開設するための場所。有料)だ、Wordpress(ブログを作成するためのソフト)だ」と書かれていますが、パソコンに精通している方以外は確実に挫折します。
しかも、一から作成したブログには中々アクセスが集まりません。
ですから、気軽に転職ブログ日記を書いていくのであれば、無料ブログで充分です。
有名なブログサービスは、Ameba、FC2、ライブドア辺りが御三家と言われています。
気軽に転職活動日記を付けるのであれば、アクセスが比較的集まりやすいAmebaが良いでしょう。
アバターと呼ばれる自分のアイコンを無料で作成することもできるため、飽きっぽい50代にはピッタリです。
向きな記事の方が高く売れる傾向にあります。
50代女性が転職成功をブログに書く理由まとめ
最後に要点をまとめておきます。
- 多くの人に自分の体験を知ってもらいたい
- ブログを通じて仕事に繋げたいと考えている
- ブログの広告収益で儲けたいと思っている
(アフィリエイトプログラムやGoogle アドセンスをブログに貼る)