副業なんて、足掛け程度だから適当にやっとけばいいよなんて言ってるいい加減なおっさん達がいる一方、副業たりとも責任とプライドをもって、できる限りの努力はやる!時給が安いなんて関係ない!そんな頼もしいお父さんたちも少数ながらいらっしゃいます。

「 副業やってるからといって本業を疎かにしたらいかん!逆も然りや 」それが佐藤さん59歳のモットー。

副業は本業との時間が重ならないものでないといけないので、基本的に内職の様なものを探していました。しかしながら、内職は男性だと言うだけで断られてしまい電話の段階で断られてしまうことがしばしば。新聞の折り込み広告を中心に毎日時間帯と時給をチェックしていました。夜の仕事は結構見つかりましたが、時間が長く体力的に自信が持てなかったので早朝を中心に探すことにしました。

59歳代サラリーマンが見つけた牛乳配達の副業

配達・清掃・警備などが候補に挙がりましたが、その中で群を抜いて時給が良かったのが牛乳配達でした。実際には配達件数での歩合制だったのですが、時給換算すればいいときは2000円を超えていました

仕事内容はまず顧客リストから注文の品物を冷蔵庫から配達の軽自動車に積みます。そこから、詳細地図を見ながら一軒一軒に置いてある牛乳箱に乳製品を保冷剤と一緒に配っていくものでした。乳製品は予想外に種類が多く、パッケージが似通っていて種類を覚えるのに結構時間がかかりました。パッケージが変更になったり、新製品が出たりすると事前に確認しておく必要がありました。

特に指定がなければ配達の経路は自由で時間帯もある程度は融通が利きましたので、副業には最適でした。配達以外に集金・集計業務がありました。これは土日の昼間の業務になってしまいましたが、集金手当も支給されましたし余り苦にはなりませんでした。基本的には休みがありませんでしたが、時間が短いこともあってさほど肉体的にも苦痛は感じませんでした。

顧客の変動は多少ありましたが、早めに出勤していたことと経営者が事前に知らせてくれたこともあってミスをしたことは有りませんでした。この業界ではよくあることなのですが、先に冷蔵庫に入った配達者が違うものを持って行ってしまうと、その後の配達者は欠品をしてしまうのですが、いつも一番乗りだったためその被害にも会いませんでした。

牛乳配達の副業をするにあたり心配だったこと

本業に遅刻することが心配でした。そのために通常より早く出勤することで早めに終わらせる努力をしました。幸い遅刻することは有りませんでしたが、眠気が襲ってくるのが大体10時ころなので居眠りを発見されないようにするのが大変でした。

体力的な不安も若干ありましたが、時間がそれほど長くなかったのと、車もほとんど通らない時間帯でストレスがほとんどなかったこともあり、疲れがたまるようなことは有りませんでした。

本業の会社では一応の規定で副業は禁止されていましたが、黙認されていると言うのが実情だったので心配はほとんどありませんでした。後はとにかく事故に気を付ける事が常に頭にありました。早朝なので少しでも眠気が来たらすぐに車を止めて外に出る事は欠かしませんでした。

この仕事で一番辛かったのは、冬の冷蔵庫内での作業です。いくら寒くても手袋をすると持てない形状の乳製品もあったので素手でなるたけ早く作業を終えるしかありませんでした。

早朝とはいえ、6時くらいになると起きていて庭の花に水やりをしている人などがいて挨拶してくれたことがとても嬉しかったです。ご苦労様ですと言う言葉をかけてもらうと本当に元気が出てこの仕事を始めてよかったなという実感が沸きました。

配達の仕事は時間との闘いですので、とにかく早く行ける道を探し、信号で待たされることを避ける事を常に念頭に置いていました。そのおかげで頭の中に地図が書けるようになりました。これは自分にとって苦手な部分だったので今でも牛乳配達に感謝しています。

牛乳配達の副業をするにあたり大変だったこと

配達をしていると犬にも気を付けなければなりませんでした。早朝なので吠えさせたりすると苦情になってしまいますし、ビンに入った乳製品が多いので落としてしまったら危険です。予備の製品は基本的に積んでいかないので、落としてしまったらお詫びに行くしかなくなってしまいます。何せ時間が限られているので覚悟を決めて、犬がとびかかってきたとしても噛ませるくらいの気持ちで接していました。

何度か吠えられたりもしましたが、毎朝の事なのですぐに慣れてくれて助かりました。それ以来、大型犬でもあまり恐怖心は無くなりました。そして何より運転技術が向上したことです。焦って荒っぽい運転をすればビン物は割れる危険がありますし、かといってのろのろ運転では遅刻してしまいます。要はブレーキのタイミングなんだと言うことが分かり、通常の運転でも乗り心地がいいと言われるようになりました。

載せているものを大事にする気持ちが大切ですね。本業に影響が出てしまうと本末転倒です。無理のない時間帯でできるかを確認することが大切です。私のやっていた牛乳配達は年々利用者が減っていますので、配達ルートの変更や担当区域外への配達などが増えてしまい、結果として本業に間に合わなくなるという理由で辞めざるを得ませんでした。

採用の条件として残業は特赦してもらうような取り決めをしておくべきでした。副業とはいえ雇い主からすれば本業と同じですから、できる限りの努力はするべきですが、無理をすれば結局お互いのデメリットに繋がります。プロとして考えることが出来なければ副業はうまくいきません。空いた時間に出来る仕事は限られていますから競争率も高くなります。

簡単に考えていると解雇の言葉も聞こえてきます。通常の務め人であれば空いている時間は深夜から早朝までの時間しかありません。しかも睡眠をとらなければいけませんので時間は更に限られてしまいます。

如何に時間を有効的に使うかが必要とされます。更には短時間でもなるたけ高い報酬をもらいたいのも当然ですから、事前に下調べなどをしてどれくらいのメリットがあるかを調べておくことをお勧めします。

朝早く起きなければいけないと当然のように飲酒は出来なくなります。起きられない事だけでなく酒気帯びになってしまう可能性が高いので絶対にお酒は飲んではいけません。それが守れない人であればこの仕事はやるべきではありません。これもプロとしての原則です。

以上のようなことが守られれば、早朝の仕事はとても気持ちが良くて、コストパフォーマンスも良いほうだと思います。何より無理さえしなければ体力もついて健康的になれますから、一石二鳥です。利用者さんさえ減らなければ優良な副業だと思います。

59歳代の私が牛乳配達の副業にトライしてみた結果まとめ

私も経験があるのですが、ダブルワークを始めると、どうしても寝不足や疲れが蓄積して、本業が疎かになってしまいます。しかし、佐藤さんのように、本業・副業共にプライドをもって仕事をしている人を見てしまうと、反省するべき点が多々あることに気付いてしまいました。

皆さんも副業をする際は、くれぐれも本業に影響がない程度にコントロールしてくださいね。

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