転職が最後のチャンスと考えている会社員は多いですよね?
転職は人生の一大イベント。
絶対に失敗せず転職してしまいたいと考えるのは誰だった同じですが、多くの転職者が陥る失敗にはパターンが存在します。
事前にリスクを考えておけば、失敗を最小限に抑えることができるので原因と対策を一緒に考えてみましょう!
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- 50代転職が失敗する理由
- 転職活動を失敗させないためのポイント
- 転職が失敗したと感じたら即行動すべき理由
50代の転職が失敗する原因は退職理由が明確でない
そもそも論ですが、退職理由がネガティブだったり、曖昧のままだと転職は絶対に上手くいきません。
私自身、40代でリストラされて有無を言わさず転職活動に突入しましたが、ネガティブな気持ちを抑えられなかった前半戦は惨憺たる結果に終わりました。
自分の意志で退職した訳ではなかったので、どうしても恨み節が先だってなかなか前へ進めなかったからです。
アメリカでは目的はもちろんのこと、仕事内容、ポジション、収入を明確に改善するための転職をするのが当たり前の世界なのに、何故か日本人は「嫌なことから逃げたいがための」成り行きで転職してしまう人が本当に多いのが現状です。
安易な転職理由
「仕事に刺激がない」とか「長く働いた職場に飽きた」「自分は正当に評価されていない」など、特にハッキリとした目的意識がなく退職してしまった人も、ある意味、危険な状態です。
結局、こういう50代は社内異動感覚で、働くフィールドをただ横にズラしたに過ぎません。
もちろん、そこそこ実力はあるんでしょうが、入社後の評価はイマイチなケースが多く、結局は「前職の方が働きやすかった」とか言い出す始末。
見る目がなかったと言えばそれまでですが、可もなく不可もなく、結局使えない人材でお互いが悲劇に終わるパターンですね。
モチベーションが保てない
少子高齢化や有効求人倍率の上昇で、中高年の転職が有利になったと言われていますが、あるはずの求人を見つけられず転職活動半ばで挫折してしまう50代は後を絶ちません。
50代向けの求人はあるにはあるのですが、「非公開求人」など見つけにくい場所に集められているので見つけるのが難しい。
基本的に、私達50代の求人は潜在的な求人。
仮に失業率が大幅に改善されたとしても、自発的に動いて自分から求人を取りにいかなければ絶対に見つからないのです。
もちろん、積極的に「非公開求人」を取りに行くべきですが、難易度が高いので、転職サイトやハローワークを駆使しありとあらゆる求人をかき集めてリスクを回避する必要はあります。
ただし、希望する業界や職種があいまいだと、苦しい転職活動の中でどんどん「簡単で手っ取り早い転職」に突き進んでしますので、何を優先すべきか?絶対に譲れない点や、妥協できる点をしっかり考えておく必要がありますね。
入社後に感じるギャップ
転職した後に起こり得る失敗が、理想と現実のギャップのパターン。
理想を思い描いて転職したのに
- 内定条件が違った
- 想像していた仕事とは違った
- 人間関係が最悪だった
など、いざ働いてみるとガッカリする側面がたくさん見え始めます。
内定条件と仕事内容は事前に下調べをすることができますが、こと人間関係に関しては入社してみないと分からない転職活動最大のガッカリポイント。
結局、煩わしい人間関係を目の当たりにして、「こんなはずじゃなかった」「前職の方がよっぽどマシだった」と後悔するハメに陥ります。
50代の転職を失敗に終わらせないコツは計画を立てる
退職を決意したのなら、1秒でも早く転職活動に突入すべき。
私の場合、リストラされて退職するまでに3週間ほどありましたが、抱えていた案件や引継ぎが多すぎて転職活動どころではありません。
その後、引継ぎが終わりようやく転職エージェントへ登録に出向いた際、キャリアコンサルタントから言われたのが「在職中なら紹介できた案件があったのに…」でした。
リストラされた50代は別ですが、転職活動を始めるなら在職中に始めるのが鉄則。
何故なら、どんな理由があろうともこの日本では、退職した人=ブランクがあり問題がある人物と捉えられるのが一般的だからです。
在職中に活動を始める
定職に就きながらの転職活動は想像以上に疲弊します。
退職して転職活動に使える時間が大幅に増えたからと言って、転職先が決まる確証はどこにもありません。
また、転職先が決まらず日に日に貯金がなくなっていく恐怖は、転職の目的を大きく狂わせるので注意してくださいね。
これは体験した者にしか分からない恐怖です。
人間焦れば焦るほど、ドツボにハマっていく生き物です。
スケジュールを立てる
在職中・離職中によって転職活動に割ける期間が異なりますが、まずはいつまでに転職を完了させるつもりなのか?目標を立てるべきですね。
私も5回以上転職しましたが、転職活動は相当のエネルギーを必要とします。
ほんの少し上手くいかなかったり結果が出ないと、すぐに途中でヤル気を失い「安易な方法」で転職を完了してしまおうと画策します。
期間を区切ることで高い転職意欲を保てますが、人間が転職活動でモチベーションを保っていられるのは3か月と言われています。
自分の思い描いたスケージュールが絵にかいた餅で終わらないよう、リスクを回避しつつ現実的なものに仕上げてください。
ギャップが埋まることはない
ひとつかふたつぐらいのギャップは必ずあると、考えておくと多少は楽ですね。
入社直後は、覚えなければならないことが多く、ひとり孤独で辛いと感じることが多いもの。
そんな中、こんなはずじゃなかったことがアレコレ出てくると、心をかき乱され余計不安に陥るもの。
転職活動を始める前に優先順位を決めたハズですが、到底受け入れられない事実が発覚した時は、次の行動に移すのも手ですね。
50代の転職が失敗したと感じたら1秒でも早く行動を開始せよ
転職が失敗する典型的なパターンとコツを学んでも、100%成功と行かないのが転職の怖いところ。
「行くも地獄戻るも地獄」って状況に陥ってしまう前に、あと10年転職先で頑張るか?あるいは職歴が付く前に退職するか?早い目に考えなければなりません。
どちらにしろ、私みたいに精神が病んでしまってからでは遅いのです。
プロのアドバイスを聞く
ギャップが激しすぎて試用期間内退職を考えているなら、まずは転職エージェントに相談して客観的なアドバイスを仰ぐのがベスト。
転職先を紹介してくれたエージェントなら、尚良いですね。
転職直後に起こる退職は、彼らも想定済。
あなたの経歴を見て、再び転職していい人物なのか?ここで踏ん張るべき人物なのか?をアドバイスしてくれますよ。
転職市場価値を考える
転職で大きなミスをおかさないためには、自分の客観的な転職市場価値を知る必要があります。
転職エージェントのキャリアコンサルタントやハローワークの窓口職員は、彼ら彼女らの都合でしかアドバイスしてきません。
決して彼らのアドバイスが間違っているわけではありませんが、鵜呑みにして行動していると転職期間が長引き、応募できる求人がなくなった時に結局どうしていいのか分からず路頭に迷う羽目に陥ります。
そうならないためにも、常に客観的な転職市場価値や自分の強みを把握して、自分本位で活動するのが本来の在り方なのです。
50代の転職が失敗してしまうパターンとその対策を解説
最後に、要点をまとめておきます。
- 退職理由が明確でない転職は失敗する
- 転職活動は計画を立てないと失敗する
- 理想と現実のギャップが埋まることはない
- 転職が失敗したなと感じたら即退職するべし
転職において、内定を勝ち取ることだけが最終目標ではありませんよね?
新しい職場に定着できて、思い描いた理想の転職に少しでも近づけることが重要なので、優先順位を決め必ずゴールを設定して下さね。
そうしないと私みたいに夢を追い過ぎて、ジョブホッパーと化してしまいますよ!