転職回数が10回以上の50代でも職歴をごまかさず内定を勝ち取れる理由

転職回数が多い中高年って、本当に多いですよね?

私自身、転職回数が5回以上ありますから不安な気持ちは痛いほど分かりますし、そんな負い目を感じながらも辛い転職を乗り越えてきました。

転職支援をする中で、最も多いのが「転職回数が〇〇回以上あると、正社員として転職できないのではないか?」って不安。

もちろん少ないに越したことはありませんが、転職回数が10回以上ある強者でも正社員として転職できてしまいます。

それは何故か?転職を通じて得た前向きさをPRできるからです。

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この記事は転職回数が多いとどうなるかについて書いてあります
  • 転職回数が10回以上ある50代もいる
  • とにかく前向きさをアピール
  • 転職回数のごまかしは非常に危険

転職回数が5回なら経験企業数はマイナス1の4回になる

転職回数が5回なら経験企業数はマイナス1の4回になる

50代で1回でも転職を経験済みの人は84%。

そりゃそうですよね、少なくとも20年以上は社会人として働いてきたんですから、ステージを変えてみたくなって当然です。

その結果から納得できるように、今の時代転職を試みる50代は思ってた以上にたくさんいらっしゃいます。

転職者の皆様は、転職回数はどういう感じでカウントするのかご存知ですか?

一般的に転職回数を問われた場合、正社員として働いた会社の数引く1を、転職回数と定める企業が多いのですが、ここはかなり曖昧。

法律的に転職回数のカウント方法が定められていないため、個人レベルで考え方が異なります。

色んな説はありますが、派遣社員やバイト・パートの勤務経験は、転職回数に含めないことが多いですね。

実際、私が100社以上に突撃して登録した転職エージェントの90%以上が、正社員と契約社員は含むが、派遣社員とバイト・パートは転職回数に含まないと指導しています。

正社員だけの履歴のみで履歴書を作成してきた私でしたが、彼らの説明に合わせて履歴書を大修整。

これから先チームの一員として転職活動をサポートしてくれるキャリアコンサルタント達に申し訳ないと考え自身の見解を主張するのは辞めました。

50代の平均転職回数は、5回と言われていますが、実際5回以内なら許容範囲なのか?明確な回答できる人事職は数少ないでしょうし、会社や人事担当者次第で考え方が異なっているので一概に「何回までなら絶対に大丈夫」となかなか断言できません。

業種や職種次第で転職回数の許容回数は、大きく異なります。

私が面接を受けた業種からいうと、ベンチャー企業とIT企業は、転職回数に対し驚くほど寛容的。

対照的に、古巣の製造会社は依然として古い体質が残存しているため、転職回数に的を絞って指摘してきましたね。

正直、私の職歴内容なんか無視して、何で退職したのか?何でこんなに転職歴が多いのか?そこばかり聞かれてウンザリしました。

そりゃそうですよね、その企業にしか勤めたことがない総務職や人事職が面接担当官してるわけです。

私みたいにコロコロ職を変えてきた人間は珍しいわけですから。

転職回数が5回以上ある50代が最多!驚きの結果を見よ

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50代の最多転職回数は5回という統計結果があります。

50代であれば、6社以内ならマイナス評価されることはないとは言われるものの、一般の企業であれば書類選考を通過させるのも難しいですね。

enミドルの転職が、2014年1月31日から2014年2月27日に実施したアンケート結果から読み解けるのは、50代で転職を経験したことがない方はたったの16%。

驚くことに5人中4人以上が、一生に1度は転職を乗り越える計算です。

昭和の時代であれば、たった一か所の会社で定年まで勤め上げるのが当たり前。

私の父親も、40年間勤め上げた会社を定年しその一生を終えましたが、平成の世になり時代は大きく変わりました。

今は、生涯で一度も転職を経験したことのないサラリーマンは、少数派。

そうはいうものの、日本は諸外国に比べれば転職回数は抑えめ目ですし、欧米諸国の様に転職回数が多いイコール職歴の経験値が増す行為として評価される傾向も一切ありません。

少子化で労働人口が減少し、中高年の労働力が注目されている現代では、転職が当たり前になり転職回数が多いだけでハンディキャップを負う時代は終わりを迎えようとしています。

転職未経験の50代の方が少ないのに、それでもなお、未だそういう風な古い考え方が存在しているのか不思議。

転職回数が多い50代が不安に感じることが、転職先を探し出す時に不利ないか不安です。

はっきり言って、今日に至る迄の日本企業であれば転職回数が多い50代を間違いなく

  • わずらわしいことがあったら逃げ出す人
  • 忍耐力がない人
  • 責任感を持たず困難から逃げ出してばかりいる人

などなど、マイナス評価を受けることが大多数って現状。

繰り返しですが、現代の日本社会は徐々ですが変化しています。

年功序列が廃止されて実力主義になり、実績が必要とされるご時世。

まだまだ少数派ですが、このような変化が起こっているため、転職回数が多いだけで、採用過程で不必要に書類選考も突破できないケースは減少してきています。

私自身も、40代でリストラされて辛い転職活動を駆け抜けた一人です。

転職回数が5回以上あり、当初「正社員での転職は絶望的」とか言われていましたが、こうして無事転職できたのが証拠です。

転職回数が5回ある50代は面接で前向きさを問われる

転職回数が5回ある50代は面接で前向きさを問われる

ただ、面接時に、転職回数が多い原因は100パーセント質問されると想定して挑むべき。

「転職回数が多い理由はどういったものか?」とひとくくりにして質問があったり、最初に就職した企業から順番にくどくどと説明を強いられる事も多かった。

私の場合、本当にウンザリしたんですがダントツに後者の方が多かったですね。

「上司と相性が合うことがなかった」とか、「同僚の弱い者いじめで体調を悪化させてしまった」等個々の胸の内や背後関係をしきりにPRする方が多いのですが、正直採用する側からしたら全く興味がありません。

退職理由は、人間関係か待遇の2つにひとつですが、「今までのいきさつはどうであれ、転職はこれが最後にしたい。

真摯に問題と向き合って、御社に貢献していきたい」覚悟を声に出すことで、仕事に対する姿勢や意気込みをPRできます。

どの職場だったとしても起こる可能性がある人間関係の愚痴は、転職の理由としては最悪な回答と考えるべき。

「何故企業内で部署変更の希望を出さなかったのか?」「これまで会社勤めしてきた中でPRすべきポイントを教えてください」、措定しうる質問に対しては十二分なほど準備をしておきましょう。

こういう質問に関する回答法を、ざっと紹介しておくことにします。

ひとつ目は「たった1か所の企業で発揮できる仕事でなく、どの企業や業界でやっても通用できるようになりたかった」と回答する方法。

深く考えずに転職しているのではなく、目的があるから転職を繰り返してきた人物だとPRできます。

今まで、転職を繰り返してきた50代のPRすべきポイントは、2カ所以上の職場で会社勤めしてきた経験があること。

新卒から定年まで、同じ職場経験しかない中高年は、その職場での手法しか知り得ません。

それに対し、転職を繰り返してきた50代は、他社での手法も把握しています。そういう理由から、新しい職場での手法に対しフレキシブルに対応でき即座に実行に移せますね。

この柔軟性は、転職を繰り返し様々な職場を経験してきた50代だけが持つメリットですから、胸を張ってPRすべきです。

ふたつ目が「最終的にモノにしたいスキルが習得できなかった」とする回答方法。

転職回数が多い事実をPRポイントにするからには、何らかの目標目指して転職を繰り返してきたと採用担当にPRするのです。

「いちども昇進できなかった」とか「50代に入って年収が激減した」などの後ろ向きな理由で、転職を繰り返してきたとPRするのはNGです。

転職回数を誤魔化す50代はやましい気持ちで短期離職

転職回数が多くなった結果に引け目を感じている50代は、場合によっては転職回数を誤魔化してしまうことがあります。

我々採用担当者からすれば、職務履歴書等は、ぶっちゃけ相当に盛られた書類であるのは、明白。

そういうわけで、職歴を多少盛るのはある程度仕方のない行為ですが、どう考えても大きすぎる嘘・偽りは経歴詐称と名の付く犯罪行為です。

厚生年金や雇用保険の加入履歴から、経歴詐称が判明して解雇された都市伝説は有名ですが、ますます個人情報保護がしきりにPRされている現代社会においては起こり得ない話です。

まず、厚生年金手続きは、原本を提出するのではなく基礎年金番号が判明すれば済みますし、雇用保険の手続きも、雇用保険被保険者番号が分かれば済んでしまいます。

加えて職歴調査することさえ個人情報保護違反と言われてしまう始末。

もし、あなたが定年まで転職回数を誤魔化し通せるのならば、そういう行為ができる世の中になったと考えざるを得ません。

そういう背景から、転職回数を誤魔化して内定もらうことは十分可能ですが、いざ入社してからバレた場合は懲罰履歴が付いてしまうため悲惨ですよね?

会社には就業規則が必ずあって、その項目には「経歴詐称は懲戒免職」と、どこかに明記されています。

あなたが一般常識を持つ50代であれば、経歴詐称して入社したことを後悔。

いつ何時洩れるか、誰かにリークされたらどうしたらいいのか恐怖があなたを襲うでしょう。

そんな極限状態の中、確実な仕事を遂行できるとは思えませんし、やましい気持ちで定年までの長い間勤務するのも苦痛。

最後に、詐称ではありませんが、3か月以内または試用期間内(3か月以内に限る)で止む無く退職に至った場合、職歴に含める必要はないと考えています。

ここも色んな説あり、私の考えが100パーセント正しいわけではありませんが、私の職務履歴書には試用期間で退職に至った企業は含めていません。

その代わり、空白期間がハサまって在籍期間がおかしな状態になっています。

3か月以内の職歴は記載していませんが、面接で何故空白の期間があるのか?と間違いなく聞かれます。

包み隠さず全ての事実をPRするのではなく、聞かれたら答える姿勢で充分ですね。

聞かれないから言わないのと経歴詐称は別問題ですから。どちらにしても、転職の目的は前向きなものであることをPRしましょう。

転職回数が5回ある管理人から一言アドバイスします

何はともあれ転職回数を誤魔化す行為は、相当な勇気が必要。

真面目な50代サラリーマンとってはトラウマになりかねませんよね。

誤魔化して何とか入社できたが、5か月後に事実がどこからか漏れて懲戒解雇とか洒落にもなりません。

一方、入社してみないと分からない職場の雰囲気なり、慣習がありますよね?

激しいパワハラやモラハラ、想像以上に厳しいサービス残業、宗教の強制勧誘がある職場は、速攻で身を引くべきです。

何度転職したとしても、理想と現実のギャップが埋まることはありませんが、この先10年以上我慢し続けられますか?

こういった退職の場合、既に精神的に追い込まれてしまいます。

100通、200通と送り続けて初めて手にした内定。

こんな辛い転職活動は今回限りにしよう、転職の困難を乗り越えたのだから、どんな試練も乗り越えていける…との思い出入社したはずです。

でも心も体もボロボロな状態で、幸せな転職活動ができると思いますか?ストレスや疲労が限界に達してしまえば、転職サイトに登録する気すら起きなくなります。

50代は、再々離職に備えて転職サイトに登録して、自分の市場価値やニーズを把握しておくべき。

気になる求人情報を把握しておくだけでも、転職の選択肢が増えストレスや疲労が限界に達して倒れてしまう寸前に、転職の手が打てるようになるからです。

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さらに、職務履歴書を登録しておけば、思わぬ有名企業からプライベートオファーを貰えることだってあります。

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転職回数が5回でも内定を勝ち取れるのは前向きさ

最後に要点をまとめておきます。

  • 50代で転職経験者は実に84%
  • 50代の最多転職回数は5回
  • 転職回数が多いから不利になるケースは徐々に減っている
  • 個人保護の観点から、職歴詐称がバレにくい世の中になった
  • 転職回数は誤魔化せるが、自己責任

転職回数が多い50代の皆様は、嘘でもいいので「前向きに転職を繰り返してきたストーリー」を作り上げてください。

前向きな意見を繰り返せば、割と私は内定を貰えましたよ。

転職支援をしている斎藤でした。

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